1966-04-14 第51回国会 参議院 内閣委員会 第19号
昭和三十八年に紙パルプ産業の構造分析をされたのを通産省から出されておるわけですが、その構造分析によりますというと、紙パルプも相当な成長度をもって発展をしていくということが分析されておるわけですが、この場合に、やはり問題になるのは原料でございまして、紙パルプの原料であるパルプ資材がそれに追いついていくかどうかという問題です。
昭和三十八年に紙パルプ産業の構造分析をされたのを通産省から出されておるわけですが、その構造分析によりますというと、紙パルプも相当な成長度をもって発展をしていくということが分析されておるわけですが、この場合に、やはり問題になるのは原料でございまして、紙パルプの原料であるパルプ資材がそれに追いついていくかどうかという問題です。
ところが、やはり原料部門としてのパルプ資材、この占める地位がパーセントからいえばどんどんと上がってきておる状態なんですよ。したがって、合理化は進んだのだけれども、原木価格のほうは逆に上がっておるのですね。したがって、この占める比率というものは——原木の生産コストの中に占める比率というものはだんだん上がってきておるわけです。
さらに、パルプ資材というようなものにつきましては、チップを倍増して参るというようなこと等を考えまして、この当面の木材価格の高騰に備えて参ることを考えておるわけでございます。
○政府委員(石谷憲男君) それは、なるほど広葉樹もパルプ資材として資材に使われ始めておりますが、何といっても、現在問題になっておりますのは針葉樹、特に若い赤松がこの問題になるわけでございます。
ただ、私有地に対しまして許可かあるいは届出ということでないというと、自分のものが全然切られないというような制度を設けておりますことは、これは明らかに戦後の荒廃した森林に対しまする緊急措置としてやられておる、私どもはこういうように考えておるわけでありまして、要するに、今のお話でございまするが、どんどんパルプ資材なんかとして若いものが切られておるというお話でございますが、これは私どもといたしましては、かりに
現在のところ私どもの調査におきましては、大体熊野川の流域にそのようなものがございまして、面積は約四千町歩ぐらいということでございますが、御承知のように奥地にモミ、ツガのようなパルプ資材として比較的好適なものがまとまって残っているということのために、特別にそういったものに対する関心を持って取得したものである、かように考えているわけであります。
そこで私どもといたしましては、この二百六十数万石の過剰材の中で主として内地送りをいたしますものをひとまず百五万石程度を予定いたしておるわけでございまして、これら−のうちでおおむね四十万石をパルプ資材として引き当てて参りたい。残余のものを一般材として処置いたしたい、かように考えておるわけでございます。
あるいは多年にわたりましてパルプ資材の供給者として格別にパルプ業者との間の関連性において今日の大をなしておるといったようなさまざまの形態の差異はありますけれども、とにもかくにも非常に実力を持ったそういう特殊の業態が北海道にはある。私どもはこの風倒期間はこれらの力を十二分に活用いたしまして、全面的な協力を受けてこの処理をやって参らなければならぬと考えておるわけであります。
直営生産によるパルプ向き資材といったようなものに指向いたしまして、そうしていわゆる立木処分材によるパルプ資材のようなものの取引のされ方を安くして参る、ころいうような配慮を特にやって参りたい。
極端な場合には投げ売りをしてでも金にかえざるを得ないのだというような事実が出て参りまして、その間にパルプ業者、パルプ会社自体はそれほどにお考えになったとは思いませんが、パルプ資材手当の末端におきまして、この投げ売りを実は利用してたたいて買おうというような動きがかなりあったわけでございます。そこで木材業者、製材業者等が非常に不安を持たれた。
まああすこにおきましては、一般材のほかにパルプ資材としての需要が非常に大きいものでありますから、従つてパルプ関係のメーカーがどのような価格でそれを買取るかというようなことが市場の価格を支配しておるというようなのが現状であります。
残りが潤葉樹ということになつておりまして、えぞ松、とど松は御承知のようにパルプ資材といたしましてきわめて有用なものであります。また一般建築用材、建具用材、梱包用材、いずれの用途にも向く重要な資材であります。
併しながら林野庁といたしましては、ぱルプに対しまするところの原木資材の供給の面には一応の限度がございましてそうして通産省側に対しましてはこの原木事情を認識してもらつて、行政指導によつて工場側に対して、パルプの生産者に対して今日の森林の実情を認識してもらい、旦つ又一面におきましては、針葉樹のみを殆んど今日までパルプ資材として使つておつたのでございますけれども、今日我が国の森林の実情からいたしますと、用材
○池田宇右衞門君 最後は少し大きな問題ですが、(笑声)現在皆が心配しており、又事実においていずれの土地でもこの山林所有者及び農家の悩みの種はパルプ材として樹齢にも達しない若木をどんどん伐採されるという傾向が、こうした法案を出さなければならない大きな問題であることは、よく提案者のかたがたが御認識頂いておることであると考えますが、一方現在の日本のパルプ資材の関係から、その他石炭関係で燃料不足から、このほうの
それで、このパルプ資材としての木材につきまして、農林省はいかなる考えを持つておるのであるかということを、農林省に対し質問いたしましたところが、農林省の林野当局としては、全然これについては関知していない。
片一方パルプ資材としての紙、人絹、スフというものに対しても相当量の要求がありますが、この間を如何に調和するかということは、大きな私は政策上、政治上の問題だと思います。そういう点から私は建築に対する木材の使用等については、将来ともそういう立場からの研究をしなければならんということも今我々考えております。これは恐らく大蔵大臣もそういう大きな面からの御意見だつたと私は思います。
カナダでさえも、もうほとんど輸出は不可能になりつつあるようでありますから、今このパルプ資材を日本に輸出し得る國はソビエト同盟以外はないのです。ことに南樺太からの輸入が非常に日本にとつては有利である。またこれはできます。現に一部はやつておるはずである。それでこの点でソビエト同盟と特別な友好関係を必要とすると思う。
それからもう一つはパルプ資材が非常に不足していますが、ソ連、樺太からパルプを輸入する運動をしておりますかどうかという点をお伺い申上げます。
次にパルプ資材の輸入計画でありますが、これは從來からもパルプ資材は相当不足で入れて参りましたので、先般入れましたのはソ連地区から、樺太の方から持つて來たパルプでありますので、今後もこういうふうなパルプというものは日本における必要量だけ入れて行きたいと考えて懇請いたしております。
われわれは、戰爭中に引続いて今後といえども、たとえば復興建設資材、あるいは賠償梱包資材、枕木、坑木、パルプ資材、薪炭材等々、幾多の木材需要がわれわれの上に被さつておることを知らねばならぬと思うのであります。從いまして、これに対して造林の方ははたしてどうであるか。殊に戰爭中濫過伐のはなはだしかつた民有林においては、ほとんど造林意欲が減退しきつておる。
それをなぜ文部省が後援するに至つたかと申しますと、公正な値段でそれを囘収して、パルプ資材として製紙計畫の中に織り込むというような形をとつて囘収することは、大いに意味があると考えのたであります。協會の方でそういう仕事をしたいと申し出でてきましたときに、こういう條件で、こういうプロセスで行くならば、商工省に對しても正式の製紙計畫に加わる、考慮される問題である。